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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

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〜 Smart Compact Report series 〜

 Vol.8 No.008 不織布の最新マーケット–戦略&展望 2025年版

 2025年5月刊行  定価:68,000円(税込み74,800円)      B5判 150ページ     
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<刊行のねらい> 業界再編は高収益事業への転換

  1. 不織布の国内需要量は2018年の53.1万トンをピークに縮小し、23年は44.7万トンで18年から8.4万トン減少した。 その内訳は輸入原反が0.4万トン、国産原反が8.0万トンで、減少分のほぼ全量が国産原反であった。また、 23年における不織布の用途別生産量は、対18年比で自動車用が18.8%減、生活関連用が13.8%減、医療・衛材用が 37.5%減で、これらは二桁の減少率である。しかし産業用は6.6%の減少にとどまり、他の用途に比較して安定している。 さらに海洋生分解、バイオマス、リサイクルなどの環境配慮型不織布が各社から上市され、広がりを見せている。
  2. しかしながら、国産原反の大幅な減少によって不織布各社の業績が悪化し、これまでにない規模で業界再編が行われた。 三井化学、旭化成、東洋紡、クラレが事業統合や事業移管、市場撤退などを実施し、東レは生産体制の見直しを進めている。 大手不織布メーカーが事業縮小を進めるなか、日本毛織はフジコー、東洋紡カンキョーテクノ、呉羽テックを相次いで買収し、 事業規模を一気に拡大させた。日本毛織による不織布事業の強化は、産業資材の拡張を狙ったものである。
  3. 本レポートは好評を博している不織布マーケットシリーズの最新版である。今回は業界の再編成が進み、用途によっては企業の 勢力図が大きく変わるところもある。このため各用途を改めて精査し、データを刷新して、その最新動向を整理、編纂するものである。

<目  次>                            見本ページ

1. 不織布の最新市場動向
 1−1 不織布の生産・需要動向
  1−1−1 不織布の製法別生産量
  1−1−2 不織布の用途別生産量
  1−1−3 不織布の販売額・販売単価推移
    ①販売量 ②販売額 ③平均単価、他
 1−2 不織布の国内市場と需給バランス
  1−2−1 不織布の需要推移と供給状況
    ①生産量 ②輸出量 ③輸入量 ④国内需要量
    ⑤国産原反・輸入原反の需要推移とシェア
  1−2−2 不織布の輸入状況
   (1) 不織布の繊維別輸入量(短繊維、長繊維)
   (2) 不織布の国別輸入量と不織布メーカー
    ①中国 ②タイ ③マレーシア ④韓国、他
 1−3 不織布各社の製法全覧
 1−4 不織布のグローバル化と海外生産
  1−4−1 不織布メーカーの海外生産拠点
  1−4−2 日系不織布メーカーの海外生産量
    ①製法別生産量 ②用途別生産量
2. 不織布の業界再編成と環境配慮型製品
 2−1 不織布の市場動向と業界再編成
  2−1−1 不織布の需要縮小とその要因
   (1) ベビー用紙おむつの生産減少
   (2) 自動車の認証不正と出荷停止
   (3) 新型コロナの終息と不織布製品
   (4) 原燃料費・材料費の高騰と収益性
  2−1−2 不織布各社の事業再建と新体制
   (1) 三井化学、旭化成の不織布事業統合
    ①エム・エーライフマテリアルズの設立
    ②国内・海外生産拠点と生産能力
   (2) 東洋紡の不織布事業再編成
    ①東洋紡エムシーの設立と不織布移管
    ②不織布子会社の譲渡
   (3) クラレの不織布事業縮小と再構築
    ①乾式不織布撤退 ②メルトブロー不織布縮小
   (4) 日本バイリーンの衣料資材国内販売終了
   (5) 東レの生産体制見直し
   (6) 日本毛織の不織布事業拡大戦略
    ①エフアンドエイノンウーブンズの設立
    ②呉羽テック、カンキョーテクノの買収
    ③不織布による産業資材事業の拡張
 2−2 環境配慮型不織布の製品開発と展開状況
  2−2−1 環境配慮型不織布の要件
    ①リサイクル ②バイオマス ③生分解、他
  2−2−2 海洋生分解のニーズと不織布
   (1) プラスチックの海洋汚染と生分解機能
   (2) 海洋生分解性の認証制度と不織布
    ①旭化成(ベンリーゼ) ②ユニチカ(コットエース)
    ③丸三産業(コットンスパンレース) ④その他
  2−2−3 生分解性不織布の開発と用途展開
   (1) 紡糸直結型不織布(SB、MB、ES)
   (2) 短繊維不織布(コットン、生分解ポリマー、他)
  2−2−4 バイオマス不織布の展開状況
   (1) バイオマス不織布の素材(バイオPET・PE)
   (2) バイオスパンボンド不織布の製品展開
 2−3 リサイクル・再生繊維不織布の展開状況
  2−3−1 再生PET繊維不織布の需要動向
  2−3−2 リサイクル再生スパンボンド不織布の製品展開
 2−4 環境配慮型不織布の市場展望
3. フィルター
 3−1 エアフィルター
  3−1−1 各種フィルターの品種別需要量と市場規模
    ①粗塵用 ②中・高性能 ③HEPA/ULPA、他
  3−1−2 各種フィルターの不織布消費量
    ①メルトブロー ②ケミカルボンド ③その他
  3−1−3 濾材メーカーの生産量と展開状況
   (1) 合繊不織布
    ①日本バイリーン ②金井重要工業 ③タピルス
    ④東洋紡エムシー ⑤クラレ ⑥倉敷繊維加工、他
   (2) ガラス繊維濾材(ペーパー、マット)
    ①北越コーポレーション ②日本無機、他
 3−2 バグフィルター
  3−2−1 集塵機用バグの濾布需要量
   (1) フェルト、織布の繊維別需要量
   (2) バグ用濾布の輸入量
   (3) 焼却炉用耐熱バグの需要量と動向
  3−2−2 バグ用濾布の繊維消費量
  3−2−3 バグの市場規模とフェルトメーカーの生産量
    ①日本フエルト ②エフアンドエイノンウーブンズ
    ③中尾フィルター工業 ④呉羽テック、他
 3−3 液体フィルター
  3−3−1 液体カートリッジフィルターの市場規模
    ①不織布・濾紙 ②ワインド(糸巻) ③その他
  3−3−2 各種カートリッジの用途別需要本数
  3−3−3 液体カートリッジフィルターのメーカー
  3−3−4 液体フィルターバッグ
 3−4 自動車用フィルター
  3−4−1 自動車用フィルターの種類
  3−4−2 エンジン用フィルター
   (1) エンジン用フィルターの生産量、出荷額推移
   (2) 濾材の種類と需要量(濾紙、不織布)
   (3) 濾材メーカーの販売量
    ①阿波製紙 ②安積濾紙 ③東洋濾紙
    ④呉羽テック ⑤日本バイリーン ⑥ダイニック
  3−4−3 キャビンフィルター
   (1) キャビンフィルターの市場
   (2) キャビンフィルターの濾材メーカー
  3−4−4 自動車のEV化とフィルターの市場展望
4. 自動車用不織布
 4−1 自動車の生産・販売台数
 4−2 自動車用不織布の用途と需要量
  4−2−1 各種不織布の自動車用途と不織布メーカー
  4−2−2 自動車用不織布の用途別需要量
 4−3 ニードルパンチカーペット
  4−3−1 自動車用カーペットの需要量
   (1) カーペットの適用部位とニードルパンチ不織布
   (2) カーペットの生産・需要量
  4−3−2 ニードルパンチカーペットの需要量
    ①ライン用 ②トランク・ラゲッジ用 ③その他
  4−3−3 ニードルパンチカーペットのメーカー別販売量
    ①オーツカ ②サンケミカル ③住江織物
    ④トーア紡マテリアル ⑤呉羽テック ⑥その他
 4−4 天井材
  4−4−1 天井表皮材の品種別需要量とシェア
    ①不織布 ②トリコット ③その他
  4−4−2 天井用不織布のメーカー別販売量
    ①日本バイリーン ②オーツカ ③住江織物
    ④ダイニック ⑤呉羽テック ⑥金井重要工業
 4−5 タフテッド基布
  4−5−1 自動車用タフテッドの生産・輸入量
  4−5−2 基布用スパンボンド不織布の種類と需要量
    ①ライン用(一次・二次基布) ②オプションマット用
  4−5−3 不織布のメーカー別販売量
    ①フロイデンベルグ ②ユニチカ ③東洋紡エムシー
5. 電池セパレータ
 5−1 各種電池の生産量(一次・二次電池)
 5−2 電動車の生産・販売量
    ①HEV ②EV ③PHEV ④FCEV
 5−3 一次・二次電池の適用セパレータ
    ①不織布 ②紙 ③微多孔膜 ④その他
 5−4 不織布セパレータの市場動向
  5−4−1 各種電池別のセパレータ需要量
  5−4−2 不織布セパレータの需要動向
 5−5 セパレータ用不織布のメーカーと需要量
  5−5−1 不織布・紙セパレータのメーカー
  5−5−2 各社のセパレータ展開状況
 5−6 電池用不織布資材の開発動向
    ①LiB用セパレータ ②固体電解質用補強材
6. 医療・衛材用不織布
 6−1 紙おむつ
  6−1−1 紙おむつのマーケット動向
   (1) 紙おむつの生産量(ベビー用、大人用)
   (2) ベビー用紙おむつの輸出量と国内需要量
  6−1−2 不織布の適用部位と需要量
  6−1−3 不織布の品種別需要動向
   (1) 紙おむつ用不織布の国別輸入量
   (2) 不織布の国産・輸入原反需要量
    ①スパンボンド ②SMS・SMMS
    ③サーマルボンド(エアスルー) ④その他
  6−1−4 不織布メーカーの販売量
    ①エム・エーライフマテリアルズ ②東レ
    ③シンワ ④ユニチカ ⑤王子ネピア、他
  6−1−5 紙おむつ用不織布の市場展望
 6−2 マスク
  6−2−1 各種マスクの生産量と推移
    ①家庭用 ②医療用 ③産業用
  6−2−2 不織布・N95・ガーゼマスクの国別輸入量
  6−2−3 マスクのメーカー動向
  6−2−4 マスク用不織布の需要動向
 6−3 医療用不織布
  6−3−1 医療用不織布製品の市場規模
    ①ガウン ②ドレープ ③シーツ ④マスク
    ⑤キャップ ⑥ガーゼ ⑦検査・患者衣、他
  6−3−2 不織布の種類と需要量
    ①製品別需要量 ②不織布別需要量、他
  6−3−3 アイソレーションガウンの需要動向
    ①不織布ガウンの国別輸入量 ②その他
 6−4 医療用ガーゼ
  6−4−1 医療用ガーゼの需要量と市場規模
    ①織ガーゼ ②不織布ガーゼ ③国産・輸入
  6−4−2 ガーゼ用不織布の需要量とメーカー
    ①旭化成 ②フタムラ化学 ③シンワ、他
 6−5 貼付剤基布
  6−5−1 パップ剤、テープ剤の基布
  6−5−2 貼付剤の市場規模と基布の需要量
  6−5−3 基布用不織布のメーカー動向
    ①日本バイリーン ②呉羽テック ③大和紡績、他
 6−6 スキンケア製品
  6−6−1 フェイスマスク
   (1) フェイスマスクの需要量
   (2) 各種不織布の国内需要量、輸出量
    ①スパンレース ②ベンリーゼ
    ③TCF ④乾式パルプ ⑤その他
   (3) 不織布メーカーの動向
  6−6−2 制汗・汗拭きシート
   (1) 制汗剤と制汗・汗拭きシート
   (2) 不織布の需要量とメーカー
7. ワイパー
 7−1 ワイパー用不織布の市場動向
  7−1−1 ワイパーの種類と適用不織布
  7−1−2 各種不織布の需要量と輸入量
   (1) 各種不織布の需要量
    ①スパンレース ②エアレイド
    ③スパンボンド ④ケミカルボンド、他
   (2) ワイパー用レーヨン不織布の輸入量
 7−2 家庭用ワイパー
  7−2−1 ウェットワイパーの分類
  7−2−2 ウェットティッシュ
   (1) 各種ウェットティッシュの生産量
    ①除菌用 ②介護用 ③雑品 ④消毒用
    ⑤化粧用 ⑥ベビー用 ⑦その他
   (2) 各種ウェットティッシュの市場規模
   (3) 不織布の需要量と動向
  7−2−3 ダストワイパー
   (1) 不織布製ダストワイパーの市場規模
   (2) ワイパー用不織布の需要量とメーカー
 7−3 業務用ワイパー
  7−3−1 不織布ワイパーの用途と市場規模
    ①不織布おしぼり ②不織布ふきん
    ③不織布ガーゼ ④モップ式ワイパー
  7−3−2 不織布の需要量とメーカー
 7−4 産業用ワイパー
  7−4−1 不織布ワイパーの用途と市場規模
    ①一般工場 ②印刷用ブランケット
    ③精密機器・クリーンルーム
  7−4−2 各種不織布の需要量と不織布メーカー

    
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